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あさかぜに乗って、何ゆえに下関まで行きたかったか。そうです、目的のひとつが、西日本の電車たちにあうことでした。
初めての寝台列車の寝台の中、いつしか深い眠りについていました。
朝、目覚めたのは広島駅です。カーテンを少し開けて、窓から外を見てみると、隣のホームにこんな電車が停まっていました。
瀬戸内色の115系のようですが、果たして山陽本線でしょうか、それとも呉線でしょうか。
岩国駅に停車していた電車です。
黄色くてかわいい電車だけれど、いったい何線なんでしょう。
岩国を通るJRは何かな、と路線図を調べると、「岩徳線」という路線があります。
岩徳線は岩国と徳山を結ぶ電化されていない単線だそうで、これが岩徳線なら、キハ40型と呼ばれるワンマンカーの電車ではないかと思います。
でも、一両編成のワンマンカーには見えませんね。いったい何線なのでしょう。
徳山駅に停留中の電車です。
山陽本線の113系、でしょうか。瀬戸内色と呼ばれる、オフホワイトにブルーのラインの上に茶を重ねたもので、瀬戸内色のリニューアル車です。
新山口駅直前の電車区です。
仲良く向かい合って停まっているのは、上で「岩徳線」として紹介した、キハ40型の気動車ではないかと思います。
SL山口号で有名な、山口線(新山口から山口、津和野などを通って、山陰本線の益田まで行っている)かも知れません。
こちらも新山口駅の電車区です。
キハ40型の気動車といっしょに、ブルートレインも停まっていました。
新山口駅です。
新山口駅到着は8時56分。朝のラッシュがひと段落した頃でしょうか、たくさんの西の電車たちが停まっていました。
一番奥、かすかに見えるのが、キハ40型の気動車、真ん中と手前側が113系の瀬戸内色、でしょうか。
真ん中と手前側、色が随分と違うのは、光の加減なのでしょうか。
・・・いやいや、もしかしたら手前側がJR九州色の415系なのかも知れません。
上と同じ、新山口駅です。
上の手前側の電車の尚手前に、まだ電車がありました。
113系瀬戸内色のリニューアル車でしょうか。
宇部駅に到着しました。
向こうに見えているいのは、多分宇部線ではないかと思います。
105系の広島色といわれているそうです。
宇部線は、新山口から山側に入って行く山陽本線に対して、海側に出て、周坊灘をぐるっと一回りして宇部駅まで行きます。
あさかぜはとうとう下関駅に到着しました。
本州の西のはてのこの駅には、JR西日本の電車がたくさん停まっていました。
これは105系の広島色。宇部駅に停まっていた電車と同じです。
同じく、下関駅です。
415系の近郊型電車です。
首都圏を走る、京浜東北線に似た感じがあります。
同じく、下関駅です。
キハ40型の広島色の気動車です。
同じく、下関駅です。
右側はJR九州色です。415系、ふたつ上の京浜東北線に似た電車と同系ですが、随分と違った雰囲気を持っています。
左側は・・・う〜ん、わかりません。
※上と同じキハ40系の気動車だそうです。吉備線・津山線などで運用されるそうですが、なぜゆえ下関に?(2005/03/13・追記)
海を越えて、九州、門司港駅にやってきました。
門司港駅の電車区に停まる電車です。
左側は日豊本線を走るJR九州色の415系でしょうか。
そして、左側は鹿児島本線の電車でしょうか。
※ 左側、赤い電車はJR九州の一般型車両、813系だそうです。基本デザインは、前面に黒と、その周りにJR九州のコーポレートカラーである赤を配し、特徴的なデザインとなっています。(2005/03/13・追記)
門司港駅の電車区です。
一番左側は、JR九州色の415系、右側は鹿児島本線、でしょうか。
同じく、門司港駅です。
多分鹿児島本線ではないかと思うのですが・・・。
同じく、門司港駅です。
こちらも、多分、鹿児島本線、ですね。方向幕の二日市は、鹿児島本線の駅ですので。
※右側、シルバーの車輌は、817系です。815系をベースに筑豊本線の一部電化にあわせて、2001(平成13)年登場しました。室内は、転換クロス式のシートで、基本はプライウッドという木材を使用しています。(2005/03/13・追記)。
同じく、門司港駅です。
左側はJR九州色、多分日豊本線です。
右側は鹿児島本線、でしょうか。
九州の電車たち、赤かったり緑だったりシルバーだったり、東京でいえば山手、京浜東北など、近郊電車にあたるのでしょうか。
※ 右側は JR九州初の近郊型(一般型)電車の標準色の811系です。(2005/03/13・追記)。
門司港から鹿児島本線(多分)に乗って、小倉駅にやってきました。ここから新幹線に乗って、東京方面に帰るためです。
降りたホームの反対側に停まっていたこの電車、やっぱりよくわかりません。
※ JR九州の787系。鹿児島本線の特急・有明(門司港・博多〜熊本間)です。(2005/03/13・追記)。

小倉駅からいったん外に出ました。
上空を見上げると、駅舎から突き出たこんな高架線。なんだろうと見上げていると、駅の三階あたりからこんな電車が出てきました。
これは「小倉モノレール」です。
突然上空を通過する車輌を、あっけにとられて見送ったのでした。
小倉駅から新幹線のぞみ号に乗り込み、東京を目指します。
在来線よりも高いところ走る新幹線の窓から、こんな景色が見えました。山陽新幹線の新山口に到着したあたりです。
窓から見えた新山口駅の電車区には、カラフルな電車がいっぱい停まっていて、まるで門司港の「九州鉄道記念館」で観た「九州の鉄道大パノラマ」のようでした。
あさかぜで15時間かけて行った下関から、新幹線に乗って5時間で帰ってきました。
新横浜を降り、横浜線に乗り換えて、終点の東神奈川駅に降り立ちました。ホームに立って乗り換え電車を待っていると、向こう側を湘南色の湘南電車が走り抜けました。
西日本にだって湘南色はあるはずなのに、そういえば一度も出会いませんでした。たったの2泊しかしてない旅なのに、なんて懐かしかったことか。
それにしても西の電車たち、かわいい色がそろっていました。
東京地方と圧倒的に違うこと、それはまだまだ国鉄色が健在だということ。
電車を求めた旅なのに、東京から遠くなればまるほど、詳しいことはわからなくなってきました。ただひとつわかることは、西日本の電車、九州の電車、どれも精悍でありながらかわいいということ。
不明な点は少しずつ、わかり次第埋めて行こうと思います。
2005年2月11日(金)〜13日(日)