《画像クリックで大きくなります》
	どうしたことか、東京駅まで戻る気になりました。そのきまぐれが、すばらしいプレゼントをくれました。 東海道線のホームをあがると、行き先の電光掲示板には「１８：０３　さくら　はやぶさ」となっています。 まだ時間は３０分もあるけれど、これを逃すわけには行かない、としばらくそこで待機することにしました。 品川の電車区からホームに入線してきたのは、こんな形の電気機関車でした。
一番後ろからいったん品川方面に戻り、また少しずつ後ろの方に歩いて行きました。 電車は確かに熊本行きの「はやぶさ」です。
	個室の車両でしょうか。つやつやと磨きのかかったブルーに、ゴールドのラインが渋い雰囲気です。
入り口に、「Ｂ寝台」の表示。☆☆☆はＢ寝台をあらわします。 できればいつかはここに、と夢はふくらむばかりです。
	このラインは「ラウンジカー」のマークのようです。車内にはゆったりとしたソファーが並んでいます。
行き先表示板は、途中の車両から長崎行きの「さくら」に変わります。 長崎駅で切り離されるのでしょう。 ・・・調査の結果・・・ 鹿児島本線の鳥栖で切り離し、さくらは長崎本線へ入って長崎へ、はやぶさはそのまま鹿児島本線で熊本へ出るようです。
	ここが最後尾。ヘッドマークは「さくら」です。
品川方面から牽引してきた電気機関車は、「あさかぜ」のものでした。 東京駅までの牽引役を担い、ここで切り離されます。 そして、「さくら」が旅たつのを見送った後、１時間後の自分の旅たちの準備に入ります。 「さくら」「はやぶさ」「あさかぜ」、どれも来年の３月のダイヤ改正時に姿を消します。時代の流れで仕方ないとはいえ、この美しい姿をなんとか残せないものかと残念でなりません。 ラストランまでに是非とも、どうしても、乗ってみたいと思っています。
２００４年１２月１１日（土）