停車場の詩

列車に乗って旅に出る。
それは楽しい行楽の旅かも知れないし、悲しみの中の旅かも知れない。様々な心情を抱えながら、列車を降り立ったとき、そこには必ず停車場がある。停車場には柔らかな灯がともり、旅人を暖かな空気で包んでくれる。

停車場にはホームがあり、駅舎があり、人々の息遣いがある。
開業当時からの由緒ある美しい駅舎もあれば、近代的に生まれ変わった立派な駅舎もある。駅員もなく、静寂に包まれた停車場には今にもつぶれてしまいそうな駅舎がひっそりと建っていたり、それすらない場合もある。

様々な形の駅舎たちは、停車場で繰り広げられた喜びや悲しみを、ずっと見てきた。たくさんの旅立ちを見守り、悲しみに打ちひしがれる人を黙って迎え入れてくれる。

あと少し、もう少しだけ、あなたたちの暖かな姿を見つめていたい。

列車の旅の途中で出会ったすてきな駅舎たちの姿を、ここに留めておきたいと思う。

列車に乗って旅に出る。それは楽しい行楽の旅かも知れないし、悲しみの中の旅かも知れない。様々な心情を抱えながら、列車を降り立ったとき、そこには必ず停車場がある。停車場には柔らかな灯がともり、旅人を暖かな空気で包んでくれる。停車場にはホームがあり、駅舎があり、人々の息遣いがある。開業当時からの由緒ある美しい駅舎もあれば、近代的に生まれ変わった立派な駅舎もある。駅員もなく、静寂に包まれた停車場には今にもつぶれてしまいそうな駅舎がひっそりと建っていたり、それすらない場合もある。様々な形の駅舎たちは、停車場で繰り広げられた喜びや悲しみを、ずっと見てきた。たくさんの旅立ちを見守り、悲しみに打ちひしがれる人を黙って迎え入れてくれる。あと少し、もう少しだけ、あなたたちの暖かな姿を見つめていたい。列車の旅の途中で出会ったすてきな駅舎たちの姿を、ここに留めておきたいと思う。
2007年3月31日・記
※画像、所在地などは撮影日時点のものです。現況と異なる場合がありますのでご了承ください。