JR九州・筑豊本線・折尾(おりお)駅・福岡県北九州市八幡西区・1891(明治24)年2月28日開業
同年8月30日・筑豊本線開通
駅舎全景(1917(大正6)年7月10日完成の2代目駅舎)
駅舎正面右側 駅前ロータリーに設置された歩道橋から ファサードと駅舎正面に掲げられた駅名板 
正面の意匠 入口右側 黒光りする大黒柱が天井を支える
対をなすもう1本の柱(入口ほぼ正面)の根元には
ベンチが設けられている
入口正面の改札
改札入ってすぐの1番線には若松行きの白いキハが停車している
改札入って左(直方方面側)に折れ、1番線のホームをしばらく歩くと
トイレがあり、その前には石造りの洗面台がある
線路の反対側は板張りの塀が連なっている
その柱にさりげなく貼りつけらられているホーロー引きの駅名標
板張りの塀が切れると突如現れる「理容」の看板
実は塀は南京錠によって閉じられた門扉で、その奥に理容店がある
訪問日はたまたま休業だったようだが、職員専用の施設だそうだ
改札右(若松方面)側 鹿児島本線のホームへの階段
階段を上るとほぼ直角に高架のホームが現れる
単式島式2面3線の鹿児島本線のホーム
3番線小倉方面側ホームの上家の妻部分
ホームを博多方面側に歩くと、下へ降りる階段が現れる 更に博多方面側へ ベンチの後ろは木枠の窓だ
ホーム博多方面側 上家の妻部分 島式ホーム(4,5番線)に設置された駅名標
国鉄当時の駅名標は錆びが目立つ
ホーム途中にあった階段を降りると、
隣のホームを繋ぐレンガ造りの地下道が現れる
地下道の反対側を行くと、筑豊本線の直方方面行きのホームに出る
対向式2面2線のホームにはキハが停車している
筑豊本線のホームに設置された駅名標 トレードマークは折尾神楽 直方方面行きホーム(2番線)に隣接した西口改札口の駅舎
大正6年に建築された折尾駅は、複雑な構造になっている。それは、地上を走る筑豊本線のホームを空中で鹿児島本線のホームが跨ぐ立体交差の駅だからだ。技術の粋を集めた日本初の立体交差の折尾駅には随所に美しい姿が残る。立体交差の本線のほかに、短絡線上の鷹見口もある。
《2008年8月25日・撮影》